※賃貸借契約にまつわるエトセトラをまとめてみました。
1.どんな費用がいるの? 2.部屋を探そう! 3.契約に向けて…。 4.いよいよ引越しです。
どんな費用がいるの?
家 賃 | 毎月必要な物ですので上限設定は慎重に。
給与の手取り金額の1/3程度までが妥当(限界)とされています。無理な設定は支払い遅延、ひいては解約事由になりかねません。家賃には、部屋代・共益費・駐車場代が必要です。 |
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礼 金 | 家賃の0ヶ月~1ヶ月分が一般的になって来ました。
退去時の返還はありません。古くは大家に親の代わりに面倒を見てもらう、世話になるお礼と言う意味合いでしたが、昨今は交通事情、通信事情共に発達しているので大家が親代わりと言う意味合いは薄れています。 |
敷 金 (保証金) |
保証金と言う場合もあります。家賃の1ヶ月~3ヶ月分が一般的です。
退去時に返還されますが、退去時の原状回復のための修繕費等の実費は差引かれるのが一般的です。礼金同様、敷金ゼロの物件も増えてきましたが、退去時の原状回復時に多額の持ち出し金が必要になるリスクが大きくなります。 |
原状回復 費 用 |
退去費用の事前精算金です。
本来退去時に精算すべきものですが、あらかじめ『清掃費用』、『キーシリンダーの交換費用』等を支払うことで退去精算を円滑にすることが目的です。もちろん事前精算していない部分の汚損、破損については退去時に請求されます。 |
仲介手数料 | 不動産仲介業者に仲介してもらった場合だけ必要です。
仲介手数料の上限は家賃の1ヶ月分と法律で定められています。このサイトを通じ石黒ビルと直接契約される場合、仲介手数料は一切かかりません。 |
保 証 料 | 月額賃料の50%の掛金で2年の保証が受けられます。
賃貸借契約における債務保証を保証会社に委託する場合に必要です。石黒ビルでは『日本賃貸保証株式会社』との代理店契約により取り扱いが可能です。 |
保 険 料 | 借家人賠償責任保険は必ず入る必要があります。
借主の家財と、もしもの時の借家人賠償責任保険とがセットになっている商品がお勧めです。お持ちの家財に合わせた保険金額を設定できるSONPOホールディングスの商品を、協力頂いている保険代理人店様よりご案内させて頂きます。 |
そ の 他 | オプションは、不動産仲介業者により様々です。
例えば、消毒殺菌、エアコン内部洗浄、簡易消火器セット、防犯グッズ、非常持ち出し袋など嬉しいメニューもあります。が、本当に必要ですか???石黒ビルでは取り扱っていません。 |
1.どんな費用がいるの? 2.部屋を探そう! 3.契約に向けて…。 4.いよいよ引越しです。
部屋を探そう!
ネットで調べたり、不動産仲介業者へ足を運んだり、手段は色々ありますが、最終的に自分の望むものに優先順位は必ず付けておきましょう!アレも欲しい、コレも欲しい、と条件を厳しく言ってもすべてを網羅した物件に巡り合えるのはかなり稀です。 | |
立 地 | 立地は部屋探しの大事なポイントです。
駅の近くが良いですか?それとも郊外の静かなところが良いですか?周辺施設も良くチェックしましょう。コンビニ・スーパー、学校・幼稚園などは要チェックポイントです。時間があれば昼間と夜間と違った時間に現地を視察すると良いでしょう。昼見えないものが夜に見える事もあります。逆もまた然りです。 |
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建物構造 | 建物構造を理解しよう!
構造と言うと難しく思われがちですが、簡単にアパート系が良いのかマンション系が良いのかということです。 アパートは、主構造がツーバイフォー(2×4)やツーバイシックス(2×6)などの木造が多く、柱、梁など軸部分のみならず壁も合板などの木製が普通です。そのため上下左右の部屋に音が漏れやすく、地震に対する揺れも大きいが賃料は安い、と言う特徴があります。次に鉄骨造です。木製に比べると主構造が鉄のため耐震性は上がります。音漏れについては木造より良く鉄筋/鉄骨鉄筋コンクリート造の間くらいの性能です。特に隣戸との隔壁の構造に大きく依存します。マンションは主構造が鉄筋/鉄骨鉄筋コンクリート造であるため強度が高く、また密閉性も高い。そのため音は漏れにくく、耐震強度もアパートより大きいが賃料がかさむ特徴があります。 特にこのエリアは東海沖、東南海沖地震に対しては注意の必要な地域です。 |
間 取 り | 平面図を必ず取り寄せよう!
部屋探しは平面図に始まり平面図に終わるとも言います。部屋数、収納スペースのチェックはもちろん。扉の開き方や開く方向もチェックします。 平面図を見て自分の家財の配置を考えましょう。希望の間取りが見付かったら次は現地に足を運んで現物チェックです。平面図では現れない天井高さや梁の高さ、 日当り、窓からの景色などをチェックしましょう。特に浴室やトイレには窓がない事が多く、空室状態のお部屋では電気も来てませんので懐中電灯をお忘れなく! |
設 備 | 賃貸スペースだけでなく建物の設備もチェック
部屋内に気を取られ、ついつい見逃しなのが建物全体の設備性能。エレベーター有無、オートロック、共用部分の照明の数、避難通路、自転車置場、郵便ポスト、防犯カメラなど 。特に防犯面は設計者の思想が如実に表れます。その雨樋から泥棒来ませんか?そのオートロック、裏手に回ると誰でも入れませんか? |
駐 車 場 | 車をお持ちの方は、必ず確認を。
建物敷地内に駐車場が確保されているのが理想形です。家族で住む場合など複数車両をお持ちの場合は、それらの駐車スペースも考慮に入れましょう。敷地内で複数台確保できない場合は、近隣の月極め駐車場も探して見ましょう! |
環 境 | 現地でなくては分かりません。
建物外観チェックを兼ねて現地へ赴きましょう。自分のイメージに合うかどうか?周りの環境はどうか?などは現地でなければ分かりません。欲を言うなら昼間と夜間と両方の時間帯で訪れると良いでしょう。時間によって大きく印象が変わることもあります。 |
1.どんな費用がいるの? 2.部屋を探そう! 3.契約に向けて…。 4.いよいよ引越しです。
契約に向けて…。
申 込 み | 物件が決まったら申込みましょう。
現地視察も終え全て確認できたら、お気に入りの物件を貸主に申し込みます。 申込みには職業や年収など必要事項に洩れなく、虚偽のないように申込書に記入し、記名押印の上、申告する必要があります。申込みには通常1か月分の賃料を申込金として差し入れる必要がありますが、要求されない場合も多々あります。この申込書をもとに賃貸借契約を締結するかしないか貸主(大家)や審査会社が審査をします。この審査に通ると次はいよいよ契約です。契約に至った場合、前出の申込金は契約金の一部として充当されます。 |
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契 約 | 申込みが受理されるといよいよ契約です。
契約は貸主と直接契約する場合と不動産仲介業者に仲立ちしてもらって貸主と契約する場合の2通りです。 どちらも一長一短あります。直接契約の場合は不動産仲介業者を間に入れない訳ですから仲介手数料を払う必要がありませんが、部屋探しから契約、契約満了から解約まで全ての事項を 自分でこなす必要があります。また、すべての貸主(大家)が直接契約に応ずるとは限りません。貸主(大家)にとって直接契約は、ある一定のリスクを伴うからです。一方不動産仲介業者に間に入ってもらう場合は、煩わしいことは全て不動産仲介業者が貸主(大家)と話をしてくれます。また物件説明書や重要事項説明書など契約書以外に必要な書類を発行くれます。 契約書に契約者、連帯保証人の記名押印をし契約は成立です。契約書は解約時まで大切に保管しましょう。 また契約書と同時に配布される重要事項説明書(不動産仲介業者発行)などもあわせて保管しておきましょう。 |
1.どんな費用がいるの? 2.部屋を探そう! 3.契約に向けて…。 4.いよいよ引越しです。
いよいよ引越しです。
諸手続き | 引っ越す前にすべきこと色々あります。
・市区町村役場に住民票の移転届けを出す。 2週間前から転出転入とも扱ってくれます。 ・住所変更届 カード会社や通信会社(電話会社やプロバイダ)など重要なところは前もって届けておく。 ・郵便局に転居届けを出す。 一年間は無償で新住所へ郵便物の転送をしてくれます。宅配業者が配送する通販カタログなどのメール便は、差出人に変更依頼が必要。 ・各種開栓届け 引っ越したその日から電気・水道・ガスが使えるよう事前に申込む。不動産仲介業者や貸主が代行する場合が多いが確認しておくこと。 ガスは危険物のため、開栓には本人の立会いが必ず必要なので注意。 |
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挨拶回り | 引越しそばは昔の話?
管理人(大家)、両隣、上下階の順で挨拶しておくと何かあった時に助けて貰えるかもしれません。ドライな人間関係を好まれる方もみえますが、田舎ではまだまだ捨てたものではないですよ。挨拶のタイミングとしては、引越し作業を始める直前がお勧めです。少しくらい引越し作業が騒々しくても大丈夫でしょう。要はコミュニケーションの問題です。 |